痛みを緩和する呼吸法

脱毛施術の際、多くの方が、VIOに差し掛かると体に力が入ります。
実際に照射すると「大丈夫」と仰っていただきますが、初めて施術を受ける方は、どうしても構えてしまうとのこと。

ギュッと力が入った状態だと、痛みを感じる神経を興奮させる交感神経系が活発になります。

また、レーザー照射部位がきちんと展開出来ず、施術に時間がかかり、患者様の負担も増えてしまいます…


そんな時には、皆様に「フーッと息を吐いて下さい」とお願いしております。

すると、適度に力が抜けて、レーザー照射部位を展開させていただきやすくなります。

また〝呼吸を意識することが痛みの緩和につながる〟ことも科学的に証明されております。

痛みの刺激が脳に伝わると、不快に感じるため、自律神経のバランスが乱れます。
交感神経が活発になることで血流が悪化し、組織中の細胞が酸素不足となり、痛みの原因物質の一つであるプロスタグランジンが産生されます。

そんな際、ゆったりとした深い呼吸を行うことが、自律神経の調整に有効に働きます。

吸う時は筋肉が硬くなって交感神経系が活発になり、吐く時には筋肉が柔らかくなって副交感神経系が活発になる為【吸う息は短めに、吐く息はなるべく長めに】必要以上にコントロールしようとせず行ってみて下さい。

そして、呼吸をする時は鼻呼吸がオススメ。
吸い込む空気に適度な湿度・温度を与え、空気中の微細なゴミや細菌、ウイルスを鼻の中の毛や粘膜に吸着して気管や肺を保護することが出来るからです。

呼吸が整うと、脳の中にセロトニンという物質が出て心が落ち着きます。

また、深くゆったりとした呼吸を行うことにより、脳波がβ波(荒い波)からα波(寝る寸前の心地よい波)になることも分かっております。


現代病の９割はストレスを受けることによる自律神経の失調からきているといわれています。

JazzyClinicの落ち着いた空間で、施術の際にはゆったりとした呼吸を行うことで副交感神経を活性化し、ぜひ、リラックスしていただけると幸いです。